大家好!
HSKのネット試験を中国青島で受けてみたので、体験をシェアします!
目次
HSKネット試験(HSK网考)とは?
HSKは中国語で「汉语水平考试」と呼ばれる中国語能力の試験です。
今までは他の語学の試験と同じように、解答用紙に鉛筆で解答する筆記試験しかありませんでしたが、
ここ10年の間にネット試験が始まり、鉛筆を使わずにヘッドフォンとパソコンを使って試験が受けられるようになりました!
ここで注意です!
ネット試験と聞くと自宅からインターネットを経由して試験を受けると思いがちですが、ここでいうネット試験は
・自分で会場に行くこと
・会場に設置されているパソコンを使うこと
が必須です。
(HSK公式HPによると、自宅でネット試験を受けることもできるようですが、
この記事では会場で受けるネット試験についてお話しします。)
HSKネット試験のオンライン申込方法と注意点
オンライン申込の流れ:会員登録
まずはHSKの公式HP(汉语考试服务网)のトップページから会員登録をします。
(すでに会員の方は不要です。)
このHPは中国語以外にも他の言語にも対応しているので、今回は日本語の画面で説明します。
ただ表示されている日本語がたまに不自然ですが、理解できる範囲です。
トップページ右側の「登録」をクリックします。
各項目で個人情報などを入力します。
オンライン申込の流れ:試験申込
ログイン後のトップページから「試験申込み」をクリックします。
受験する級を選択します。
「今すぐ申し込む」をクリックします。
受験する国や都市、試験場所、試験時間を選択します。
注意①:Test format ※中文:考试形式
上記の三種類が出てきますが、会場でネット試験を受験する場合は二番目の「Internet-based Test(at center) ※中文:机网考」を選びましょう。
・Paper-based Test ※中文:纸笔考
・Internet-based Test(at center) ※中文:机网考
・家でインターネットの試験をします
・注意②:HSKK(HSK口语)
試験時間を選択すると、上記のように下に「HSK口语」という項目が現れます。
HSKの口語試験(スピーキング試験)なのですが、 現在中国大陸、香港、台湾でHSKを受験する場合、
HSK口语を受験することが必須になっているそうです。
これは受験級が選べず、HSKの受験級に応じたHSK口语を下記のように受験することになります。
・HSK1,2級→初級
・HSK3,4級→中級
・HSK5,6級→高級
次に、受験生情報の登録をします。
・氏名:パスポート表記のローマ字氏名
・氏名(中国語):漢字名
・性別:男性 or 女性
・生年月日:自分の生年月日
・国籍:日本
・母国語:日本語
・身分証明書の種類:パスポートでOK
・証明書番号:パスポート番号でOK
※ここで入力した電話番号の認証が必要になるため、「验证手机」をクリックして、届いたメールに記載された番号を入力します。
・連絡先番号:中国の携帯電話番号
・中国語をどのくらい勉強していますか?:学習期間を選択。特に試験に影響はないと思われるので正直に記載しました。
・您是:職業を選択
・連絡先アドレス:中国での居住住所を記載。
・備考:特に何もなければ空欄でOK
続いて、証明写真をアップロードします。
JPGの証明写真をアップロードする必要があります。
注意:PNGは不可のため、PNG形式の写真を使う場合はJPG形式に別途変換が必要です。
上記画面には「正面、無背景の写真」と記載がありますが、
私が試験当日に会場で会った他の受験者に写真を見せてもらった際に、
その方はスマホで撮ったと思われる背景がある写真を使っていました。
真相は謎ですが、指示通り無背景のものを使うのが無難です。
最後に登録した情報を確認して、申込完了です。
受験料の支払い
試験の2週間ほど前までに受験料の支払いを済ませます。
トップページからログインして、下記のページの「操作」から支払いができます。
(この画面に申し込み済みの試験が表示されます。)
受験票の印刷
ここまで申込手順が終わったら、あとは受験票を印刷するのみです。
試験数日前になるとHPトップページからログインして「受験票をプリントします」をクリックするとできます。
注意:
自宅にプリンターがない場合、町の印刷屋で印刷することができます。
中国には日本のようにコンビニで気軽にコピーできるサービスがありません。
下記の写真のように「打印dǎ yìn(印刷)」や「复印fù yìn(コピー)」と書いてある店がコピー機のある印刷屋を示しています。
受験票のデータをUSBなどに入れて印刷屋へ行き、「我要打印(wǒ yào dǎ yìn)」と言えば対応してくれます。
また、「广告店guǎng gào diàn 」と書いてある店も同様にコピーや印刷ができるサービスをしているので、
そのような店でも対応してもらえます。
ここまでできれば、HSKの受験準備は完了です。