中国語学習

【HSKネット試験当日の流れ&ネット試験のメリット】PART2:中国青島で受けてみた

大家好!HSKのネット試験を中国青島で受けてみたので、体験をシェアします!

Lisa
前半編ではHSKネット試験についての解説と中国での申込方法についてお話ししましたが、この記事では、試験当日の流れネット試験のメリットについてお話しします!

 

試験当日の流れ

試験当日は試験開始時間45分ほど前に試験会場に到着しました。

私の試験会場は自宅から2kmほどの韓国人学校でした。

試験の流れはこのようになっていました。

 

当日の流れ

13:10 試験会場に入る

13:15 自席に座り、PCでログインや操作確認、音声確認を行う

13:30-15:30 HSK5級 聴解(30分)、読解(45分)、作文(40分)の試験

15:35-16:10 別室で少し休憩する

16:10 試験会場に入る

16:15 自席に座り、PCでログインや操作確認、音声確認と録音確認を行う

16:30-17:00 HSKK(HSK口語試験)高級の試験

17:00 終了

 

HSK5級の流れと注意点

Lisa
それぞれの流れについて詳しくお話ししますね!

 

試験会場に入る

教室の中に入ってもいいという指示があり、入口で受験票身分証(パスポート)を見せます。

受験票と身分証以外の荷物は全て教室の前方に置くように言われました。

鉛筆などの筆記用具も座席への持ち込み禁止です。

 

自席に座り、PCでログインや操作確認、音声確認を行う

試験会場のイメージ画像

入口で指示された座席に座ります。

一人一台PCが置かれていて、各自ログインするように言われます。

この時、各自の机の上に置かれている個人番号を入力します。

PC上の言語は選ぶことができるので、私は日本語にしました。

無事ログインできると、画面に自分の名前が表示されます。

聴解試験があるので、備え付けのヘッドホンを付けて、音声確認や調整を行います。

それが終わると試験開始時間まで待機する画面に切り替わります。

Lisa
全て画面の指示に従って操作するのみなので、特に迷うことはありませんでした!

 

HSK5級 聴解(30分)、読解(45分)、作文(40分)の試験

 

聴解

試験開始時間になると、自動的に画面が切り替わり、ヘッドフォンから音声が流れ始めます。

紙の試験のように全問の選択肢が見えているわけではなく、一つの問題を選択し終わったら次の問題の選択肢が見える、という形式でした。

ただ、HSK5級の場合、最後にさしかかると一題の音声につき2,3問の問いに答えるため、

その際は2,3問全ての選択肢が画面に表示されます。

次の問題の画面に進んだ後も、前の問題に戻ることができました。

また、PC画面の右上に一問ごとに解答残り時間が表示されるので、次の問題がいつ流れるか心構えがしやすかったです!

 

 

読解

聴解問題が終わると自動的に読解問題に画面が切り替わります。

ヘッドフォンは使わないので、この時点で外します。

読解も聴解と同様に一題ずつ画面に表示されました。

また、こちらも聴解と同様にPC画面の右上に解答残り時間が表示されます。

 

作文

読解問題の残り時間が0になると、自動的に作文問題に画面が切り替わります。

第一部分の並べ替え問題では順不同に並んだ語句を正しい順番に並べ替えますが、

これはPCのマウスを使って動かしたい語句を選んでスクロールして、

すぐ下の解答欄に並べていく、という解答方式でした。

そのため、並べ替え問題ではキーボードを使う必要がありませんでした

第二部分の作文問題では、キーボードを使って解答を打ち込む必要があります

この時私はキーボードが韓国語になっており、中国語への切り替えがうまくできず一瞬焦りましたが、すぐに手を挙げて試験監督を呼び、対処してもらいました。

この作文問題では80字前後という規定がありますが、

PC画面の解答欄には、自分が打ち込んだ文章が全部で何文字か

自動でカウントして表記されていました。とてもわかりやすかったです!

 

HSKK高級の流れと注意点

下記のPART1の記事でお話ししたように、中国でHSKを受験する場合、

HSKK(HSK口语)というスピーキング試験の受験が必須です。

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日本ではあまり多くの人が受けているイメージのないこの試験ですが、

実体験をもとに流れをお話ししたいと思います。

 

試験会場に入る

HSKの際と同様に、教室の中に入ってもいいという指示があり、入口で受験票と身分証(パスポート)を見せます。

受験票と身分証以外の荷物は全て教室の前方に置くように言われました。

この時、HSK受験の際とは違って、HSKKではメモを取ることが許可されているため、

鉛筆やボールペンなどの筆記用具を座席に持ってきてもいいと言われました。

必要な人には試験監督がメモ用の紙も配ってくれます。

ただ、後からわかったのですが、

試験中のメモはPCのタイピングですることもできるため、

大半の人がそのようにしていました。

私も結局はPC上でメモをすることにしました。

紙にメモする場合は、その紙を持ち帰ることができないそうで、試験終了後に試験監督に紙を渡さなければなりません。

 

自席に座り、PCでログインや操作確認、音声確認と録音確認を行う

入口で指示された座席に座ります。

HSKの際と同様の手順でPCでログインするように言われます。

無事ログインできると、画面に自分の名前が表示されます。

HSKKの場合、音声を聞き取ってからマイクに向かって話すという問題があるため、

備え付けのヘッドホンとマイクを付けて、音声確認や調整、自分の声がしっかり録音されるか確認を行います。

それが終わると試験開始時間まで待機する画面に切り替わります。

 

HSKK(HSK口語試験)高級の試験

ヘッドセットのイメージ画像

第一部分は音声を聞き取って、その内容を要約して答える問題ですが、

音声の聞き取り終了後は、特に準備時間などなく、すぐに録音する画面に切り替わります。

PC画面は自動的に切り替わるため、ここでは特にPCでの操作はありませんでした。

第二部分の朗読と第三部分の質問に口頭で答える問題は、

いっきに準備時間が数分与えられます

この時、PCでは第二部分と第三部分の画面を自分で切り替えることができます。

特に第三部分は第二部分の解答終了後すぐに解答しなければならないため、

準備時間のうちに第三部分の解答のためのメモをPC上、もしくは紙に残しておくといいです。

 

HSKK(HSK口語試験)高級を受けてみた感想

HSKKは口語試験だからか、あっという間に終わる試験ではありますが、

HSK終了後に受験するということもあり、集中力が切れがちになりました。

そして、周りの受験者ももちろんいて、全員が一斉に話し始めるので、

私は周りの人の声が聞こえないように意識を集中させるのに必死で、

試験終了後はくたくたに疲れました。

 

試験結果

気になる試験結果は、

 

HSKネット試験:2週間後

HSKK:1か月後

 

に公開されると受験票に記載されています。

 

試験結果はHSKの公式HPから下記の手順で確認ができます。

トップページ→ログイン→「成績情報」

 

HSK公式HPの成績情報の画像

 

実際に確認したところ、私の試験結果は

HSK:受験日から2週間と1日後

HSKK:受験日からちょうど1か月後

に確認できました!

(HSKの試験結果がこのようになったのは、受験日が日曜日で2週間と1日後がちょうど平日の月曜日にあたるからでしょうか。)

 

HSKネット試験のメリット

Lisa
では、ネット試験のメリットとデメリットについてお話しします!

 

聴解の音声が聞き取りやすい

聴解の音声は各自の席に置かれたヘッドフォンで聞くので、

紙の試験に比べてはっきりと聞こえやすいです。

紙の試験では一つの音源から受験者が一斉に聞くので、席によって聞こえにくいこともありますよね。

 

試験時間の短縮になる

ほとんどの問題にPCのクリック一つで解答するため、

鉛筆でマークシートを塗りつぶす手間が省け、

その分試験問題を解く時間にまわせます

万が一解答を変えたいときも、紙の試験のように消しゴムを使って時間をロスする必要がありませんね!

作文の試験時はキーボードで文字を打って解答するので、

ここでも鉛筆で字を書くより時間が省けます

 

試験結果が早く出る

紙の試験だと試験結果が1か月後に出ると言われていますが、

ネット試験だと前述のとおり2週間で出ます

これはネット試験の場合、自動計算して採点するため、

早く結果を出すことが可能なのだそうです!

 

HSKネット試験のデメリット

作文問題でピンインがわからないと解答できない

作文問題ではキーボードを使って文字を打って解答するため、

万が一書きたい内容が頭の中にあったとしても、

ピンインがわからないと解答ができなくなってしまいます

その点、紙の試験ではピンインが不明でも、漢字さえ思い浮かべば解答できます

 

機材トラブルの可能性がある

私はそのようなことがなかったので、あくまで可能性のお話しになりますが、

PCやヘッドフォンを使っての試験のため、それらが動作しないなど、

機材のトラブルが起こる可能性がゼロではないと思います。

万一の際には試験監督がいるので助けてもらえますが、それで動揺してしまうことも起こりうるかもしれません。

 

ネット試験のPC操作を事前に練習できない

試験前にはHSKの公式HPや市販の問題集などで模擬試験をする機会があると思いますが、

ネット試験のPC操作での解答方法についてはあらかじめ練習しておくツールが特になく

当日にぶっつけ本番なってしまいます。

私もPC操作がうまくできるのか、心配なまま当日を迎えました。

特に難しい操作はないのですが、できれば事前に練習しておきたいですよね。

 

ネット試験はどんな人に向いている?

Lisa
HSKネット試験はこんな方に向いていると思います!

こんな方におすすめ

  • PC操作に慣れている
  • キーボードを使って中国語を打つことに慣れている
  • できる限り解答時間を減らしたい

終わりに

私は個人的にはネット試験を選択してよかったと思っています。

私は普段から中国語を書くよりタイピングする習慣がありますし、

オンライン授業をよく受けていて、PC操作にもヘッドフォンにも慣れているからです。

 

Lisa
以上が私の体験談です! この記事がHSKネット試験を考えている人の参考になれば幸いです。

 

PART3の記事では、HSK5級合格のために使用した教材勉強法についてお話しします!

 

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  • この記事を書いた人

Lisa

你好!台湾、日本、オンラインでの日本語教師経験を経て、現在は中国青島で中国人の夫と中国で産まれた日中ハーフの子どもと三人で暮らしています。中国移住1年目。 TOEIC900点、HSK5級、中検3級、日本語教師資格所持。

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