大家好!HSKのネット試験を中国青島で受けて、5級に合格したので、体験をシェアします!
目次
はじめに~現状分析~
私は今のところ中国語学習を始めて8年目になりますが、
前回HSK4級に合格したのは、なんと7年前でした!
中国語力をキープするために中国語会話の勉強は続けていましたが、
HSKのための勉強からは遠ざかっていたのです。
そのため、まずは
自分は本当にHSK4級合格レベルの中国語力があるのか
という現状分析から始めました。
そこでまず、HSK公式HPに掲載されているHSK4級の過去問を解いてみました。
その際に9割以上得点できていたことから、
HSK4級は合格レベルとみなし、5級の勉強に取り掛かることにしました。
私のように前回の試験からブランクがある方や、
HSK自体が初めてで5級にチャレンジしてみたいという方は
現在の中国語力を知るために、
HSK公式HPから過去問を解いてみることをおすすめします!
5級合格のために使った教材
HSK公式HPの過去問
前述のとおり、私はまずHSK公式HPの過去問を活用しました。
これは無料で誰でも使うことができるものなので、使わない手はないと思います!
HSK公式HPトップページから「HSK」をクリック
「試験紹介」をクリック
「HSK五級紹介」をクリック
「HSK五級問題集と解答」をクリック
実際の勉強を始める前に、
現状5級の問題をどのくらい解けるのか
自分の弱点は何か
を知ることで、今後どう対策していくのか変わってきます。
手始めに力試しとしてやってみることをおすすめします!
単語教材
HSK5級では4級と比べて単語量が大きく増えるので、
(4級:1200語程度、5級:2500語程度 と言われています。)
聴解、読解、作文のどの項目の勉強のためにも、
単語量を増やすことは必須です。
そのために
合格奪取!新HSK5級単語トレーニングブック
という教材をおすすめします。
おすすめポイント
・音声ファイルがついている
・例文が豊富で文中でどう使われるのか理解しやすい
・後ろに索引がついており、辞書としても使える
おすすめの使い方
①本を見ながら音声を聞く
②音声だけを聞いて単語を頭に思い浮かべる練習
③問題集などで見たわからない単語を本で調べて、しるしをつけておく(自分だけの単語帳に!)
この教材についている音声がとてもよく使えます!
何度も聞くことでリスニング力の強化にもつながるので、毎日聞くことがおすすめです。
過去問集①
2018版 汉语水平考试真题集HSK5级
これは中国で買った過去問集です。
(過去問集は中国語で「真题集zhēn tí jí」というそうです。)
私は中国のネットショッピングサイト「京东」で買いました。
64元(日本円:約1280円)くらいで購入できたので、
日本の教材を買うよりお得です!
(日本の教材だとこの2倍くらいの値段はすると思います。)
おすすめポイント
・圧倒的に値段が安いうえ、5回分の過去問がついている
・QRコードを読み込むと(もしくはサイトにアクセス)すぐに聴解の音声が聞ける
・HSKの主催機関「孔子学院总部」が編制しているので安心
悪い点
・中国でしか買えない可能性あり
・中国で出版された教材のため、日本語の解説がない
中国に住んでいてコスパ重視の方にはおすすめの過去問集です。
ただ、この問題集には解答しか掲載されていないので、
やはり日本の教材のように日本語での解説を求めている方には不向きです。
なぜその答えになるのか深堀したい場合には、
ネイティブの中国人や中国語の先生に聞く必要もあります。
過去問集②
中国語検定HSK公式過去問集5級2021年度版
これは日本に一時帰国した際に買った過去問集です。
おすすめポイント
・すべての問題に日本語訳と日本語解説がついている
・わからない問題があった際に自分で調べる手間が省ける
こちらも同じく過去問集ですが、日本で出版された教材のため、
日本人にとってはとても使いやすいです。
中国の教材に比べて割高感がありますが、
日本語訳と解説がついていることを考えると、
買って損はないと思います。
Wechat(微信)ニュース
早问早班车来了
これはWechat(微信)アプリを使っている方なら誰でも無料で使えるサービスですが、
「公众号」(公式アカウント)という機能を使います。
「早问早班车来了」という中国のニュースが聞ける「公众号」が
HSK5級の勉強におすすめです。
下記の画像のようにWechatの「公众号」から「早问早班车来了」を検索すると出てきます。
特にHSK5級の聴解対策としては、過去問集だけだと量が足りないと思います。
そんな時にこの「公众号」を使うと、リスニング量を増やして、
耳を慣れさせるのに役立ちます。
また、これは毎朝決まった時間に更新されるので、
1日1回聞く習慣をつけることもできます。
おすすめポイント
・無料で気軽に使える
・毎日更新されるので飽きずに続けられる
HSK5級合格のための勉強法
聴解&読解
聴解と読解はこのような流れで勉強しました。
聴解&読解の勉強法の流れ
- 過去問を10回以上解く
- わからない単語を調べて記録する
- 聞き取れなかったパートや意味の分からない箇所を再度解く
過去問をなるべく多く解くと、毎回の傾向やパターンがつかめてきます。
また、文法に関しては私は特に何もしませんでした。
HSK4級までに主要な文法は習得済みですし、
実感としては5級から新出で出てくる文法は特になかったように思います。
それよりも過去問を解いて実践力をつけるほうに注力しました。
作文
作文はこのような流れで対策していました。
作文の勉強法の流れ
- 過去問を10回以上解く
- 中国人に添削してもらう
- テンプレート化して覚える
5級の作文問題は2題あり、どちらも80字前後の文を書きます。
これに関しては過去問を解いても採点が難しいので、
自分で書いた作文を必ず中国人の夫か中国語の先生に見せて添削してもらいました。
作文を書く方針としては、
無理して難しく考えずに、
簡単でシンプルな文を間違えずに書く
ということを心がけていました。
また、試験で出されたお題についてその場で文を考えるのは時間がかかってしまいます。
そのため、どんなお題でも対応できるようなテンプレートをあらかじめ作り、
それを覚えて試験に挑むと、少し気持ちに余裕ができました。
作文の出だし部分だけでも決めておき、
毎回その出だしから書き始めるようにしておくと、
少しでも時間が省けると思います。
まとめ
HSK5級合格のために
- 毎日音声を聞きながら単語を勉強する
- 過去問を10回分以上解く
- 間違えた問題を放置せず、再度解く
- 作文は中国人に添削してもらう
上記の勉強法で、私は2か月でHSK5級に合格しました。
HSK5級は6割以上の点数で合格(300点中180点以上)と言われていますが、
私は8割を取ることができました!
語学の勉強は小さいことの積み重ねが大切です。
時間がない方もぜひ、始めやすいことから1日10分でも、
日々継続してみてください。